飛行機だけじゃない!日本の航空発祥の地「所沢航空記念公園」で楽しむ蝋梅の甘い香り

埼玉県の県営公園の中で最大規模を誇る「所沢航空記念公園」。地元の人には「航空公園」と呼ばれ親しまれています。
航空公園という名前の通りもちろん飛行機も展示されていますが、甘い香りの黄色い花、蝋梅(ろうばい)も有名です。

 

青空に黄色が映える蝋梅園

蝋梅が鑑賞できる蝋梅園は、彩翔亭という茶室の東側にあります。(公園内の看板では「ロウバイ園」と紹介されています)
園内には約100本の蝋梅が植わっており、中に入るとマスク越しにも甘い香りがただよってくるほど。なんだか幸せな気分になります。

青い空と黄色の花の見事なコントラスト!青と黄色の組み合わせは映えますね。
この蝋梅園にはソシンロウバイとマンゲツロウバイという2種類が植えられているそうです。ソシンロウバイは花弁が半透明とのことで、言われてみれば濃い黄色と薄い黄色の花があるような気がします。

時期的にそろそろ見頃も終わりかなと思っていたのですが、つぼみもまだまだありました。もう少し楽しめそうですね。

 

日本の航空発祥の地「所沢航空記念公園」

天気がよかったので、航空公園を少し散策してみました。

なぜ所沢が日本の航空発祥の地と呼ばれているかご存じですか?
実は1911年(明治44年)に所沢に日本の最初の飛行場が開設されたことによります。徳川好敏大尉がアンリ・ファルマン機に、日野熊蔵大尉がライト機に乗り、所沢飛行場での初飛行が成されました。
日本の飛行機時代の幕開けですね。

その所沢飛行場の跡地に建てられたのが所沢航空記念公園です。上の写真の一段低い、まっすぐ伸びている場所に滑走路があったそうですよ。なんとなく滑走路が見えるような気がしませんか?

 

アンリ・ファルマン機が展示されている所沢航空発祥記念館

航空公園に来たらぜひ見学してほしいのが、所沢航空発祥記念館。
実際に活躍していた飛行機やヘリコプターなどが数多く展示されており、アンリ・ファルマン機も見ることができます。


アンリ・ファルマン機

 

 

 

 その他にもフライトシミュレーターや、重力を体験できるアトラクション、飛行機が飛ぶ原理が学べたりなど、見どころがたくさんあり、気が付けば1時間以上過ごしていました。

 

所沢航空発祥記念館では、アンリ・ファルマン機の公開を記念した特別展「所澤飛行場空を拓くものがたり~第2章」が開催されています。所沢飛行場での初飛行を成し遂げた発明家の日野熊蔵と航空人の徳川好敏にスポットが当てられた内容になっているので、興味のある方はぜひ行ってみてくださいね。
(2022年3月31日までの開催。所沢航空発祥記念館への入場は有料です。)

 

もうすぐ3月。だんだんと暖かくなり、外に出るのが楽しみな季節になってきますね。
一年中植物と飛行機が楽しめる所沢航空記念公園へぜひお出かけください。

 

スタッフ TK

アクセス:西武新宿線「航空公園駅」東口からすぐ
所沢航空記念公園公式サイト
所沢航空発祥記念館公式サイト